コンドロイチンの特徴
コンドロイチンはその他にも皮膚の結合組織や脳などのあらゆる組織に広く存在しています。医薬品としても活用されているコンドロイチンは、腰痛、関節痛や五十肩などの治療のため、また角膜を保護するためにも利用されています。
コンドロイチンは関節の健康や皮膚の保湿に効果があるので健康食品としても注目されています。コンドロイチンが存在しているものは自然の中にもあり、納豆、山芋、そしてなめこ、オクラといった粘り気のある食品に多く存在しています
。コンドロイチンは動物性の食品ならば鶏の軟骨、サメ、それからフカヒレ、ドジョウ、ウナギなど含まれており、動物性の食品のほうが植物性の食品より吸収率が高いといいますが、少し珍しい食品ばかりです。しかもそんな食品はよほど多く食べなければ、体内に吸収されるほどのコンドロイチンを摂れないのです。
そんな難しい方法で摂るよりは、サプリメントなどのほうが便利です。サプリメントとしての原料はもともと鯨や牛から取っていましたが、BSEの問題や捕鯨禁止の問題が出るようになりました。それで今ではコンドロイチンをサメから抽出するようになっています。
コンドロイチンと体の水分
コンドロイチンは水分を維持する役目を持っています。その保水力は驚くほどで、数字にするとコンドロイチン10グラムで水分を数リットルも保持することができるのです。
人間は生まれたてのときは、水分を体の中に充分に保っているのです。コンドロイチンやヒアルロン酸の力で体の中の水分がしっかり保たれている状態は、赤ちゃんのすべすべの肌や若い人のしみやしわのない肌を見れば、よくわかるでしょう。
歳をとってくるとだんだん体内の水分が少なくなり、肌はカサつきやすくしわもでき、内臓の水分も少なくなるために免疫力が落ちたりします。体内の水分量は、若い男性だと60%、女性が50%といわれています。ところが体の水分は成長と共に少しずつ失われ、お肌の曲がり角と呼ばれる25歳頃から老化現象が目立ってきます。
年齢も60歳を超えると、水分量は減少して男性で50%、女性で45%までになります。このことは、体の中のコンドロイチンが同じく年齢とともに減っていくことと関係しているのです。人も20歳を超えるとコンドロイチンは減り始め、50歳頃では必要な量のわずか5%となってしまいます。
体の水分が失われることで起きる影響は、肌のハリを落とすだけでなく、血液の流れや臓器の力にまで及びます。体内の水分保持をしていくことは、健康を維持し、長生きすることにもつながるのです。
関節痛とコンドロイチン
コンドロイチンの保水力は強力で、その力で関節組織を保持しながら関節の動きをなめらかにします。骨と骨が連結される部分は周りを軟骨が覆っており、その軟骨が触れ合うところには関節液があって、ヒアルロン酸がたっぷり入っています。
軟骨同士が滑らかに接触できると骨と骨との摩擦は極端に少なくなります。それでいくら激しい動きをしても、関節は守られるのです。しかし歳をとるとだんだんコンドロイチンが減少し、その機能も衰えて、軟骨のクッションの役目をする力も落ちていくのです。
コンドロイチン不足で軟骨がすり減ると骨と骨とか当たるようになり関節が痛むようになります。骨がむき出しのようになると、骨の表面の骨膜が刺激を受けて、関節痛を起こしてしまうのです。関節は腕や首、それから体重を支える役目の膝などがあり、体の動きを支える大切な部分なのです。
体の中でコンドロイチンが充分に合成できなくなると、関節の痛みを起こすようになります。コンドロイチン不足になっても、再びコンドロイチンを補うことで元の状態を取り戻すことができます。コンドロイチンは痛みを起こす物質に吸着して痛みを抑える作用を発揮します。コンドロイチンは、関節液を補給することで関節細胞に働きかけ、炎症を抑える力も持っています。